うれしかったこと

　数日前、1人の6年生の女の子が忘れ物路取りに学校にきました。4時ごろのことです。

　うちの学校ではそんな場合には担任か手の空いている教師が教室まで付き添うことになっています。たまたま私が手が空いていたので付き添いました。

　教室に行くまでは二人とも無言でした。その子は急いでいると見えて足早で、ついていく私の息も切れそうでした。教室で忘れ物を見つけて手に入れ玄関に戻ることになりました。

　その途中、突然その子が「先生、体はもう大丈夫なんですか？」と聞いてきました。

　私はびっくりしました。その子とは今年は一緒に学習したことはなかったのです。先日担任が休んだために自習の監督にはいきましたが、話はしていません。昨年、その子が5年生の時に算数の時間に少人数指導として接していただけでした。

　そんな、あまりかかわりの多くない子が私の体を心配していてくれたことが以外でもあり、うれしくもありました。

　「心配してくれていたんだ。ありがとうなんとか元気だよ。」と答えましたが、その子を見送った後も何か温かいものが残りました。

　他にそんなことを行ってくれる子どもはいませんでしたが、言葉に出さないだけで心配してくれている子もいるのかなとうれしくなりました。

コメント 4

　人と、特に子どもとかかわる仕事をしていて、子どもから嬉しい事を言ってもらうと、気持が暖かくなりますね。

　その生徒もきっと「いつ言おう、いつ言おう」と思っていて、最後に勇気をだして言ってくれたのだと思います。
それがわかるから、余計うれしいですよねー。

　大人だとお見舞の言葉は礼儀として口にするけれど、子どもは素直な気持からだと思います。
いい生徒がいていい職場ですね。
by しいか (2012-03-17 00:43) 

　しいかさんありがとうございます。

　本当に子どもからの一言は気持ちを潤わせてくれます。

　おっしゃる通り子供のほうもいう機会をやっと見つけられたのだと思います。

　そんな場面に出会うことができてとてもうれしい一瞬でした。
by しのさんの読書日記 (2012-03-17 08:57) 

こんにちは。

今日は、なんとかお店にでています。
しのせんせいと可愛いお子さんの様子がステキですね。
子どもさんから元気をいただけますね。

教師冥利につきますね。日々お忙しく過ごされていらっしゃいますから・・・。

来年は、学級担任になられるのでしょうか？
やはりクラスがあったほうが楽しいですよね。

by 本屋のオバさん (2012-03-18 14:26) 

　本屋のおばさん、お元気そうで何よりです。

　本当に子どもから元気をもらいます。この仕事ならではでしょうか？

　来年は担任できるのかどうかまだはっきりしません。クラスを持っているほうがやりたいことができていのですが、その分制約も多くなります。

　4月の職員会議まで不明です。
by しのさんの読書日記 (2012-03-18 16:02)