学校の図書館 [図書館]
本屋のおばさんのブログに「図書館が誰も使っていないにおいがする。」というお話がありましたが、学校図書館のほんの入れ替えや廃棄などの事情を知っていただきたいと思い、書いています。
小学校の図書館はかび臭かったり、使われていない印象を受ける図書館は少ないと思います。常時開放していますし、低学年では担任がクラスの児童を連れて返却・貸し出しにきたりします。図書委員が毎日休み時間に貸し出し・返却の仕事をしにいきます。
中学校では鍵がかかっている図書館が多いようです。実際に勤務したわけではありませんので聞きかじりですが、生徒のたまり場にならないように、また、部活などで利用する生徒が少ないために閉め切りになってしまうところも多いようです。
それでも私の所属している県の学校図書館協議会に積極的に参加している先生は、なるべく多くの時間開放するように努力しています。
図書室の本はいろいろな受け入れ方があり、それによって廃棄の仕方が違います。正規の予算で買った本は、台帳に正式に登録し、捨てるときも廃棄台帳を作って教育委員会の許可を得なければならない所が多いようです。市町村によってちがいます。他のものはもっと簡単に廃棄できることが多いです。
文科省が読書に熱を入れるようになって、図書館の存在も以前よりは視野に入れてもらえるようになりましたが、教職員の意識はまだまだです。
私も新しい学校に転任してまだ3週間ほど(子供たちと出会って8日)ですが、図書委員会も活動を始められるようにし、図書の貸し出しも始まっています。
司書教諭として学校図書館の総合計画や学び方指導の年間計画(辞典の使い方、年間の使い方図書室の使い方といった、いわば図書館に関するHOW・TO物です)などを提案しました。
また、新聞記者の学校派遣の依頼をし、今日はテレビ局の出前授業の依頼を受けこれから手配するところです。
こんな風に活動したものを、地域の図書主任会などで報告しているのですが、私もやってみようという主任はなかなか出てきません。さらに推進する必要がありそうです。
小学校の図書館はかび臭かったり、使われていない印象を受ける図書館は少ないと思います。常時開放していますし、低学年では担任がクラスの児童を連れて返却・貸し出しにきたりします。図書委員が毎日休み時間に貸し出し・返却の仕事をしにいきます。
中学校では鍵がかかっている図書館が多いようです。実際に勤務したわけではありませんので聞きかじりですが、生徒のたまり場にならないように、また、部活などで利用する生徒が少ないために閉め切りになってしまうところも多いようです。
それでも私の所属している県の学校図書館協議会に積極的に参加している先生は、なるべく多くの時間開放するように努力しています。
図書室の本はいろいろな受け入れ方があり、それによって廃棄の仕方が違います。正規の予算で買った本は、台帳に正式に登録し、捨てるときも廃棄台帳を作って教育委員会の許可を得なければならない所が多いようです。市町村によってちがいます。他のものはもっと簡単に廃棄できることが多いです。
文科省が読書に熱を入れるようになって、図書館の存在も以前よりは視野に入れてもらえるようになりましたが、教職員の意識はまだまだです。
私も新しい学校に転任してまだ3週間ほど(子供たちと出会って8日)ですが、図書委員会も活動を始められるようにし、図書の貸し出しも始まっています。
司書教諭として学校図書館の総合計画や学び方指導の年間計画(辞典の使い方、年間の使い方図書室の使い方といった、いわば図書館に関するHOW・TO物です)などを提案しました。
また、新聞記者の学校派遣の依頼をし、今日はテレビ局の出前授業の依頼を受けこれから手配するところです。
こんな風に活動したものを、地域の図書主任会などで報告しているのですが、私もやってみようという主任はなかなか出てきません。さらに推進する必要がありそうです。
2010-04-19 19:56
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コメント(8)
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しのせんせいのような「図書主任」の先生や司書資格のある先生がいるとすごく違うのでしょうか?
小学校の図書室は、さいたま市と隣の蓮田市、白岡町では、多少違いましたね。
でもほとんどの小学校では、きれいに整理されていて蔵書もそれなりに整っていました。
選書の作業時間が少なく先生方もお忙しいらしく○○という図書館専門業者さんからセットものが入っているようです。
先日行った中学校は、ひどかったです。
かび臭い上に蔵書が10年ぐらい管理されていないような感じでした。一応図書委員の生徒もいるようですが生徒も忙しく貸し出しもほとんどされているのか?疑問です。
電子書籍の時代ですからねぇ。子供たちがPCで遊んでいる姿を見ました。本の面白さ、奥深さに気づいていただいきたと願っています。
by ミズノ (2010-04-20 20:51)
こんばんは♪
新天地の生活に少しずつ慣れてきたようですね。
でも、まだ勝手が判りませんよね、もう若くはないのですから、ゆっくりと順応していっていただきたいと思います。
小学校の頃は学校の図書室に行くのが好きでした。
貸し出しカードにいつもの名前が有ると「先越された~」と思ったものでした。
たぶん、先方も思ってたでしょうね。
好きなジャンルが一緒というだけで、話をするでも遊ぶでも無いのに妙に親近感が沸いたりして・・・
今の子供たちは読書する時間も取り辛いでしょうね。
時間に拘束されてしまいますものね。
特に中学生は読まないのではなく読む時間も無いのではと思います。
しかも、図書室に鍵がかかっていたら、行く気も起こりませんよね。
学校図書館は出版社にとっても大事な販売ルートです。
こんなことからも出版文化は廃れていくのかも知れませんね。
しかも、デジタル化が進んでいます。
本(ペーパーもの)の終末は意外と早いのかも知れません。
装丁で愛着を覚えるという世代は過去のものになってしまうのでしょうか。
少し淋しいですね、今後とも本の啓蒙に微力ながら尽くしたいと思います。
来月の例会、参加できないかも知れません。
もう少し近くなったらご連絡いたします。
では、又♪
by ぶんぶん (2010-04-21 01:24)
おばさんありがとうございます。今日は医者に受診するために3時間の年次有給休暇をとり受診してきたので、いつもより早めに帰宅できました。
小学校の図書室はおばさんの言うとおり、きちんと整備されているところが多いです。今は図書整理や図書室整備のボランティアがいる所も多く、ボランティアにお願いして図書室の飾り付けや本の整理をしてもらっている学校も多いです。
中学校はまだまだそういう点でも進んでいないところも多いようです。また、生徒達が忙しくて図書室に行かない、行けないという事情も関係しているようです。
セット物を入れている学校の図書主任(司書教諭兼任のところが多いです。私もそうです。)は、多分司書教諭としての活動時間を保証されていないのだと思います。私も今年は週に1時間頂いていますが、昨年はゼロでした。「司書教諭を発令する」という辞令だけもらって活動時間の保証はなしというところが多いのです。小さな学校ほどそうなります。
市町村によって少しずつちがうのは、各市町村によって図書費の扱いがちがったり、教育委員会の考え方が違ったりするためです。
図書費を「備品」として扱うか、「消耗品」として扱うかによって廃棄処理(本を捨てるための手続き)の仕方が変わってきます。
今いる町では「備品」扱いで、廃棄するには町への届出が必要です。今は届け出るだけですみますが、かつては役所の人が来て「届出の何番の本を持ってきてください。」などと言われたこともありました。
今は子供たちの読書力を高めようという文科省の方針で、読書に対する教師や保護者の取り組みも強まっていますが、ここ10年くらいのものです。まだまだこれから盛り上げていかなければなりません。
ペーパーレスになることはないと思います。調べ学習をしていてもやはり最後は「紙に書かれた字を読む」ことが一番よいと子どもたちも分かってきます。
長々と申し訳ありません。
by しのさんの読書日記 (2010-04-21 17:18)
ぶんぶんさんありがとうございます。
私が読書に出会ったのは5年生でした。それ以来読書に魅入られています。
中学校の生徒が読書から離れてしまうのはおっしゃるとおり「読まない」のではなく「読む時間がない」のでしょうね。部活などで時間をとられてしまい図書室に通う時間が取れないようです。
文科省が読書に熱を入れ始め中学校でも読書に関する関心は高まっているようですが、まだまだですね。
「朝の10分間読書運動」というのがあり、今ではやっていない中学校は「おかしい」と思われるようになっています。
もともとは、荒れた高校を何とかしようという生徒指導的な観点で始まったもので、我々が思う読書とは少しちがいます。「本を読ませておけば静かにしているだろう。」というのが発想の始まりです。
ペーパーレスにはなかなかならないと思います。調べ学習などをしていても、最終的には紙に書かれた物をみてまとめるほうが便利ですし、インターネットの情報なども画面で見るより印刷したほうが見やすいです。
文学作品も画面をスクロールしてみるより、紙ベースのほうが読みやすいと思います。
そう思いたいですね。
by しのさんの読書日記 (2010-04-21 18:13)
しのさん、こんばんは♪
ご連絡です。
今度の「例会」出られないかも~と言ってましたが、息子夫婦の訪問日が
5月2日になりました。
私の祈りが通じたのでしょうか(笑)
という訳で、出席させていただく予定です。
月一ですもの、会いたいですよね。
アフターの「反省会」も楽しいし、今回は「水野さん」も参加出来そうですし
はい、お邪魔させていただきます。
奥様、あにどるさん、は参加のご予定ですか?
いらっしゃったら、場が明るくなりますね。
では、又♪
by ぶんぶん (2010-04-24 20:00)
ぶんぶんさん、参加OKよかったです。みんなで集まりたいですね。主催者からはまだ連絡がありませんが、やるのでしょうね。
連絡待ち状態です、
妻も行くつもりでいるようですし、あにどるさんもこういう機会は逃さないでしょう、
また楽しい時間を持ちたいですね。
by しのさんの読書日記 (2010-04-25 02:52)
四の三 こんばんは~~ ご無沙汰しちゃって(*^^*)ナハハっ!
四の三の読書の出会いは小学校5年生でしたか。
いえね・・・・・ いつの間にか本ばっか読んでいましたね。
そうそう、四の三の妹さんが中学に入った時に
あなたのお兄さんは、学校の図書室の本を全部よでしまったのよ。
っと・・・・・・ 噂というか、あなたもそう?と言われ、(─、─。)あっそ!
成績もよく有名だったそうですよ。
妹さんは、あたしゃ違うよ遊ぶよ ( ̄∀ ̄*)イヒッ だったようです。
ところで井川さんからメールをいただきまして
読書会は土曜日に開かれるそうですね。
私もぜひ参加させていただきたいと思います。
あのぉ~~ メールには「欠席の方はご連絡ください」とありましたが
♪( ̄▽ ̄)ノ" ハイ 参加しますって返事は返ってご心配をおかけするのでしょうか?
御礼のメールをしようと思って長い事悩んでいます。
しかし、会議が続き、会議かあるからには課題も多くなり
この部屋は山積みの資料で読みたい本は小さくなっています。
それゆえ、土曜日の本の紹介はまたまた「命がなんたら」になりそうです。
by あにどる (2010-04-29 21:54)
あにどるさん、コメントありがとうございます。
中学校には図書室がなく、廊下に書架が並んでいる状態でしたから、全部読むといってもたいした量ではありません。
高校1年の1学期は授業などまったく聞かず1日に3冊ずつ本を読み、1学期間で300冊ほど読みました。「日本文学全集」「世界文学全集」といたものを中心に読んでいましたが、今では内容などまったく覚えていません。
5月の読書会参加お待ちしています。お礼のメールもいいですが(別に迷惑がったりはしないと思います)、明日直接言ったらいいんじゃないですか?
by しのさんの読書日記 (2010-04-30 17:45)